コメ作りはヒト作りだと私は考えています。
基本技術といわれるイネの栽培技術はありますが、
その土地の気候風土にあった栽培の仕方はまだまだ完成形が見えません。

ただただ肥料をあげればよいわけでなく、時に厳しさも大事。
イネの力を信じてあげることも大事だと感じています。

そんなコメ作りは教育と同質。
私も就農当時から小学校を中心に子供達と農業を通して触れ合う機会をたくさん頂いています。子供達の導き方、問いかけに対する反応もケースバイケースで。
上手くはまったときの子供の目のキラキラを見るとこれ以上ない喜びです。
未来につながるためにできることは種をまきつづけること。
教育への関わりは当農場の柱であり続け、子供達とのやり取りの中から見いだせる稲作への実践も多くあると思っています。

米づくりの手法を教育への実践に、そして教育から学ぶことを米づくりへ。この循環から美味しいお米づくりの探求はまだまだ続いていきます。